昨日の1月20日は大寒

大寒は、鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく)
つまり、 鶏が寒さの中に来る春を感じて、

卵を産み始める頃とされています。

そして、大寒の日という環境で生まれた卵は、生命力が強く、
ひいては、健康運や金運を上げるなどとも言われていますね。

それはともかく、季節を感じ、先人の育んだ豊かな季節の感覚を楽しみ、
美味しいタマゴ料理で滋養をつけたいですね!


さて、タマゴ料理といえば、

長年のファンやリピーターを多く持つ帝国ホテルの朝食の中でも
オムレツは人気なのだそう。

総支配人曰く、たぶんどこよりもきれいなのが自慢で、
外国人と一緒に食べると本当にびっくりされるそうです。

きれいにやわらかくほどよく、

真ん中を切るとトローっと落ちてくるような出来上がり。。。

そういった長年ご愛顧いただいているメニューを大切にし、
変わることなく、ゆったりと召し上がっていただくことを守られているのですね。

長年のホテル会員の方の中には、カットフルーツのナイフの入れ方で、
ベテランが切ったのか、若手が切ったのか分かる方もいらっしゃるそう。

そして、そういった常連さんは、好きなメニューとか、
頼みたい時間もだいたい決まっているので、それを細かく覚えておくといいます。

大きなホテルだからといって、その辺をおざなりにせず、
ひとりひとりのお客様への配慮を心がけることがやはり大事ということ。

リピーターになるには、

・そこが発する変わらない魅力、コアメッセージを心地いいと思う

とともに、

・自分は、その他大勢の十把一絡げではなく、

  大切な人として扱われているか、
 自分のこだわり、価値観を満たしてくれるのか、

という点が重要なところなのです。


ホスピタリティというのは、奇抜なサプライズを考えることよりも、

・変わらないコアを、変わらない質で提供し続けること、
・お客様のこだわりや状況を察知した、柔軟な対応のできること

の方が求められると思うのです。

銀座でも然り。

「在り方を徹底し、対応は柔軟に」

です。

自己重要感が満たされ、
自分の居場所を感じられる場所があるとしたら、
そこに戻りたくなるのが人でしょう。

多忙だったり、目が肥えていたりするVIPの方ならなおさら。


お客様が、どんな価値観を満たしてほしい人なのか、

見た目(ファッションやしぐさ、態度など)、話し方、話す内容など、
直接のコミュニケーションから紐解いていくことと、

ご紹介者やご記入などを通じて、ご職業、お立場、人間関係など、
情報収集をしておくことで、察知していきましょう。


そして、その情報を、自分だけでなく、

自分が不在の時にも活用されるようにするためには、
情報を紙に書いたり、オンラインに記録したりして、共有しておくことが必要ですね。

 

以前に、リピートが続くアフターフォローの方法と
アトラクション・コア構築(どのようにコア・メッセージを引き出すか)

についての講座を開催しましたが、
その後、クライアント様などから、

そもそもお客様の価値観を知り、対応するには

どのようなコミュニケーションをとったらいいかという
ご相談も度々頂いています。

そこで、対面コミュニケーションにおける顧客心理と対応法についての
簡単な講座を来月あたり考えています。
また日時など決まりましたら、ご連絡させて頂きますね。

お読みくださりありがとうございました。


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P.S. 
さて、大寒のタマゴをゲットしたら、
何の料理にしようかしら?などとと考えていたのですが、、、

やっぱり、新鮮な卵はまず、シンプルにおいしいTKG(卵かけごはん)
でいただきたいかも、です。